【革製品メンテナンス】BREEの中古トートバッグをメンテナンス
本日もご来訪ありがとうございます。
縦の国の邑です。
先日とある中古ショップでちょっといい感じのヌメ革トートバッグを見つけました。
汚れや傷みはありますが、まあキャンプ道具入れにでも使えればいいかな〜ぐらいで手に取ってみると、BREEのロゴが。
あれ、これ確か有名なメーカーじゃなかったかな?ってことで俄然欲しくなり購入。
せっかくなので、以前から気になっていた革製品を洗うというのを試してみようとかな〜、なんて考えながら帰宅しました。
革製品は水が大敵というのは、まあ常識のように言われているんですが、後のケアさえちゃんとやれば洗っても大丈夫、なんて話も聞いたりします。
中古だから一応洗いたいし、元々ガシガシ使おうと思って買ったので、最悪失敗してもいいやーぐらいの感じでやってみることにしました。
こんな感じの状態です。
裏側の下の方にシミのようなものがありますね。
拡大するとこんな感じ。
他にも気になるシミがいくつかあります。
さてこれが洗って取れるものなのか、ぬるま湯をシャワーでかけながら、スポンジで洗っていきます。サドルソープなんていう洗剤もあるようですが、そんな物は持っていないので取り敢えず水洗いでやれるとこまでやってみます。
で、洗い終わった状態がコチラ。
分かりにくいですがズブ濡れからタオルで水気を取った状態なので、色も濃くなっています。
側面の状態、もともとかなり乾燥していたようで、洗って油分が抜けてしまったのかヒビが出てきてしまいました。
表面も結構ザラザラしてるし、これは失敗かも…。
まあ、今更引き返すこともできないので、取り敢えずハンガーに吊るして乾燥させましょう。
型崩れしないように中に新聞紙を丸めて詰めて、一日半ほどしっかり乾燥させます。
そして乾燥後の状態がコチラです!
カラッカラのカッチカチになりました(笑)
紐もピーンとなってますね…。
証明の都合でちょっと色が濃く写ってます。
側面のヒビもしっかり残りました。
シミはいくつか洗って取れたものもありますが、強くこすりすぎたのか色が変わってしまってます。
洗ったと言うよりは削ったに近いかも。
何とも無惨な状態になってしまいました。
こうなったら開き直ってできるだけのメンテを試すしかない、ってことでここから色々やっていきますよ。
とにかくまずは、カラカラの状態を何とかせねば、ということで水分たっぷりのデリケートクリームを全体に塗っていきます。
そしてその後は、ヌメ革のメンテと言えばコレ、ミンクオイルをしっかりと塗り込みます。
一通り塗り終わってこの状態。
さっきと比べたらかなりマシに見えますね、ヒモも柔らかくなりました(笑)
こっちの広い面は、まあまあいい感じに柔らかくなったんですよね、裏のシミは消えませんでしたが、表のシミはいくらか取れました。
ただ…
こっちの側面のあたりはかなり革も固く、ヒビも目立つしこれ以上曲げると割れるんじゃないかってぐらい固いです。
これはちょっと、このままでは使えない。
ってことで、何度もオイルを塗り込んで柔らかさが戻るかどうか、頑張っていくしかないですね。
取り敢えずはこのまま馴染ませて、時間をかけてやっていこうと思います。
続きは改めて。
使える状態になりますように。
ではまた。